ホワットマンとハウマンのブログ

ホワットマンは新しい仕事を考案する人、ハウマンはその仕事を実行する人

ホワットマンとハウマン

 人が新しい仕事(経済活動、政治活動、文化活動、研究活動等)を始め、成功させるためにはホワットマンとハウマンの組み合わせが重要である。

ホワットマン(whatman)とは

 その仕事の目的(何をするのか)を決める人です。自分自身はその仕事の遂行能力がなくてもかまわない。仕事の遂行はハウマンに委ねることとなる。

ハウマン(howman)とは

 ホワットマンから提起された仕事を遂行する人である。ハウマンはその遂行能力を問われることとなる。

 日本の歴史、世界の歴史をみると、ホワットマンとハウマンによる業績があちらこちらに見られる。また、その業績は政治、経済、文化、芸術、スポーツ、科学、技術等に広がっている。

ホワットマンは自身が計画、実施する能力がなくてもよい。計画、実施するのはハウマンである。

 一般人が体操の技を考案し、その技を世界チャンピオンの内村航平が実施するようなものである。賞金や技の命名権をもらえれば真剣に考える人も出てくるだろう。なかには、物理的に不可能な技を提案する人も出てくるだろうが。

 イタリアの政治思想家マキャベリは「君主論」のなかで、目的のために手段を選ばずと言った。この目的を作る人がホワットマンであり、手段を考え、実施する人がハウマンであると考えます。

 歴史上の中から、グローバルな「ホワットマン & ハウマン」を見出し、解説すれば、経済、文化、政治、科学、技術発展への影響が理解できると思います。