ホワットマンとハウマンのブログ

ホワットマンは新しい仕事を考案する人、ハウマンはその仕事を実行する人

言霊 老後、年金だけでは、2000万円不足する

 言霊(ことだま)とは、一般的には日本において言葉に宿ると信じられた霊的な力のこと。言魂とも書く。声に出した言葉が、現実の事象に対して何らかの影響を与えると信じられ、良い言葉を発すると良いことが起こり、不吉な言葉を発すると凶事が起こるとされた。

 そのため、受験生のいる家庭では、「落ちる」「すべる」と言う言葉が禁句となり、結婚式では「切れる」「別れる」が禁句となっている。単なるゲームやお遊び感覚とおもっていたのですが、そうでもない事象が現れた。

 「夫婦そろって65歳から30年間生きると、老後資金が総額で2000万円不足する」との試算を発表した金融庁の金融審議会報告書が話題を呼んでいる。

 以前より、一般的にテレビのワイドショーや週刊誌で言われていた言葉なのだが、政府が言及すると、途端に、政府への野党の攻撃が始まり、マスコミが報道するようになった。麻生財務大臣は金融審議会報告の受け取りを拒否し、言霊がなかったことにしようとした。

 論理的に正しいことを言っても、咎められるようです。

 言霊は飛鳥時代からあったようで、「万葉集」では、言霊に言及したの和歌があり、「古事記」では、倭建命が発した言葉で死ぬことになる。

みなさん、言霊には気をつけよう。